iPhone「タブバー」の考慮
所沢市でホームページ制作などを行っているRishunTradingです。
2021年9月のiOS15から、Safariの「アドレス欄」が【下】に移動し、名称も「タブバー」に変更されました。
iPhoneの大型化に伴い、【上】では、片手で操作がしにくい事から、【下】に移動され、かつ左右フリックでタブを移動できるようになりました。
もちろん、これらは、iPhoneの「設定」によって、配置の変更(上に表示/下に表示)や、表示/非表示の制御はできます。
しかし、デフォルトが【上】から【下】に変更になったことで、「Webサイト制作」の観点では、ある程度考慮しなければならなくなりました。
今回ご紹介するのは、そのような事例の一つです。
レスポンシブルデザインでWebサイトを制作する際の多くは、Google Chrome の Developer Toolsのシミュレーターで確認します。シミュレーターですので、このiPhoneの「タブバー」は、ありません。そのため、iPhoneのタブバーの考慮漏れがあった場合には、実機で確認して初めて気がつく事になります。特に、最終動作検証で見つかった際には、本当にがっかりします。。。
事例
特に「position:absolute」でウィンドウ下部(bottom:0等)に要素を配置した場合、該当要素が、iPhoneのタブバーに隠れてしまい、本来実装したかった機能が利用できなくなるような場合があります。
以下のような事例です。
画像一覧掲載ページ。画像をクリックすると、「モーダルダイアログ」で画像が拡大表示されるような場面で、この「閉じる」ボタンが、ウィンドウ下部に「position:absolute」で設定されているような場合です。
タブバーが無ければ問題ないのですが。。。
タブバーがあると「閉じる」ボタンが隠れてしまい、本モーダルダイアログ画面を閉じる事ができなくなってしまいます。。。
(なお、右側の「上に戻る」ボタンは、absolute:stickyで表示していますので、タブバーが表示されると、タブバーの上に移動します。)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | /* 閉じるボタン */ .close-btn { position:absolute; /* absoluteにするとタブバーに隠れるリスクあり */ left: 10px; bottom: 10px; top: auto; right: auto; z-index: 9999; } |
対応方法
このような場合には、スマホ表示の時だけ、「position:fixed」を指定するとタブバーの高さを考慮した位置に自動で移動されます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | /* 閉じるボタン */ .close-btn { position: fixed; /* fixedにするとタブバーの上に配置される */ left: 10px; bottom: 10px; top: auto; right: auto; z-index: 9999; } |
実機検証をすれば、本不具合に気づきますが、修正作業は、リスクも伴いますし、とにかく、修正作業や再検証は時間がかかりますので、この「タブバー」を考慮しておくと、効率的なWebサイト制作ができるかと思います。
【参考】
なお、設定で「タブバー」を一時的に非表示にしたい時には、文字をクリックし、「ツールバーを非表示」にすれば、この「タブーバー」も含めたツールバーが非表示になります。以上、皆さまのお役に立てれば幸いです。
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